7月15日に放送の世界一受けたい授業で紹介された怖い絵が「怖い絵」展として兵庫県立美術館にやって来ます。
美術のコーナーで紹介された『レディー・ジェーン・グレイの処刑』は最注目作品として日本初公開です。
こちらの絵は縦2.5m、横3mにもおよぶフランス画家ポール・ドラローシュの大作。
注目作品『レディー・ジェーン・グレイの処刑』
番組を観ていない方に軽く説明します。
純白のドレスに身を包み目隠しをされた少女が白く華奢な手を伸ばし何かを探しています。
やがて手にするものはこれから己の首を切り落とすために使われる断頭台。
義父による陰謀による大逆罪として捕らえられた少女はイングランド最初の女王ジェーン・グレイ。
わずか16歳の若さで斬首刑される歴史画です。
テーマは「恐怖」・著者中野京子さんが特別監修
番組に出演していた中野京子さんのベストセラー「怖い絵」シリーズの刊行10周年を記念して開催されます。
勿論中野さんが特別監修しています。
近世から近代にかけてのヨーロッパ各国で描かれた怖い絵が約80点登場します。
「怖い絵」シリーズで紹介された作品は勿論、今回の展覧会の為に選び抜いたものまで登場します。
テーマは「恐怖」
キャッチコピーが「どうして。」
この絵を観ただけだったら意味が分かりませんが、先ほど説明したうら若き16歳の娘が義理の父による陰謀で処刑されるという背景を知るとゾクリとしませんか?
少女の悲痛な心の叫びが聞こえてきそうです。
見た目の怖さだけでなく、隠された背景を知ることで判明する恐怖を作品を通じて触れることが出来ます。
展覧会構成は神話、怪物、異界、現実、風景、歴史といったテーマに分かれています。
7月22日から9月18日まで開催
番組で紹介された絵が登場するかはわかりませんが、興味がある方は兵庫県立美術館まで足を運んではいかがでしょうか。
私も来月観に行く予定にしております。
8月20日は中野さんによる講演会も開かれますよ。
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